IT業界の、どこの、誰にお話を伺っても数年で、人手不足にしかならないと予測されているのですね。
いろいろなところに呼ばれて顔を出すたびに、そんな話を耳にするのでアナログ代表ながら関心があります、
転居におけるお悩みの解決に特化した不動産コンサルティング会社を経営しております嶌田(しまだ)です。
題名が、いきなり不安をあおってしまい申し訳ありません。
サイトの運営会社であるPeach株式会社の尾崎社長と対談している中で、
不動産会社がきちんとお客様にお伝えしているか不安になっていることを話していましたら『なら、書いてほしい』という嬉しいお声掛けを頂きました。
賃貸編と書いてありますが、賃貸も購入も共通項目が多く、購入は賃貸での審査を基盤としています。
ですから、ここで基盤固めが出来れば、いつでも適したタイミングでスムーズに購入に踏み切れるということです。
≪まずは結論≫
『審査の上では、フリーランスもフリーターも大した差はない』あくまで審査上です。気を悪くされた方も多いと思います。
申し訳ありません。
ただ、これが現実です。
腕に自信があるなら勤め続けられる、
独立起業して法人化すれば良いなど、
安定や社会的信用性の証明を求められてしまいます。
裏を返せば、勤め続けられる忍耐や誠実さが欠けているのでは?
ちゃんと賃料を払ってくれるの?という懐疑心が隠れています。
意地悪ではありません。
不動産業界の背景をご理解頂きたいと思います。
賃貸も購入も、『借りる』行為で初めて成り立つものだということをご認識ください。
賃貸は、人様の居住空間を『借りて』います。
貸す側(大家さん)の心境を想像してみてほしいのです。
ここで知っておいてほしいことは、
もしも、入居者が賃料の不払いが続いたとして、大家さんは入居者を追い出すことが出来ません。
(保証会社に加入していたとしても、賃料の立て替え期間は会社により違います。)
日本では居住権は本当に強い権利なのです。
ですから、審査を慎重に行うよう不動産会社にお願いしています。
そして、大家さんは請負業務というものは、単発での仕事での繋ぎ合わせということで不安になります。
そういう世代の方がほとんどです。
二代目、三代目で年齢が若い方であっても、価値観によって嫌います。
ちなみにですが、あなたが投資用不動産を持っていたとします。
賃料の不払いで不動産収入が落ち込んでいたら、金融機関からの信用はガタ落ちです。
自宅を購入する際に、マイナス補正で金利が高くなることもあります。
さて、話を戻しましょう。
不動産会社の目線も知っておきましょう。
彼らは自分たちの入居審査の甘さは大家さんとの管理契約の打ち切りに繋がるので、
収益の不安定にもなり、厳しく見たくなるものです。
もしも、何度も不払いが続たり、
近所迷惑などの問題を起こしたマンションが、
何件もマンションを所有するVIPの地主さんなら・・・。
もうお解りですよね?あくまで、収益(ビジネス)の上での関係だということになっているのです。
≪どうしておけばいいのか?≫
まず、ご自身はIT業界の中でも、どれほどの需要と安定性のある分野に携わっているのか?
手に職をつけたと言えるものであり、それは不動産会社が大家さんに伝えらえるほど、
あなたが簡易に、けど価値あるものだとわかるように説明できるか?
要は、あなたがあなた自身をプレゼンテーション出来るか??です。
収入も無いのに『俺、スゲーんです!!』言われても・・・ねぇ?
収入と賃料とのバランスを整えておきましょう。
年収の30%未満に年間の賃料が収まっていれば、数字上で厳しいと言われている審査でも通ります。
とは言え極論を言いますと、賃貸は不動産会社の担当者の情熱次第で、いくらでも結果はひっくり返ります。
まるで、アメリカの陪審員制度のように。大家さんの情と理解を得られるかが、すべてと言えます。
裏を返すと、きちんと伝わるものでなければ、
1番手(最も早く申込書を提出し、審査に入った方)があなたであっても、2番手、3番手の方が優先されて承認されることもあります。
私も、運営会社であるPeach株式会社の尾崎社長も信頼をおく不動産会社の社長は、ここにおいて他とは圧倒的に違う凄腕です。
が、世間的にズルい方が大嫌いです。
ご自身も、節税をせずにすべて収益を申告し、きちんと納税をされていることに信念を貫いています。
ここで不動産会社を挙げたのは、誰を味方に付けて自分の代弁をしてもらうか?
これが賃貸においては、すべてです。
熱い方ほど、真っすぐ生きている方を応援します。
賃貸は、あなたの生き方次第です。小手先のようで王道なのです。
節税とは、提出すべきものを『隠す』行為です。
住まいを『借りたい』のに『隠して』信用してほしいとお願いしているわけです。
成り立っていないですよね。
購入では、こんなものでは収まらない形で大きな損に繋がるので、
賃貸のうちからきちんと社会的信用を得て、積み上げておきましょう。
これを世間では、『与信』と言います。