皆さんこんにちは。
しんふね鍼灸治療院 medi鍼の院長の新船(しんふね)です。
どうやって読んでいますか?
突然ですが、今この文章を読んでいるあなた、何を使って読んでいますか?
パソコンですか?スマホですか?それとも紙ですか?
これらのどちらでもありませんか?
では、もう一つ進んで質問します。
この文章を体のどの感覚で読んでいますか?
耳で聴いていますか?
肌で感じていますか?
目で見ていますか?
今回は、この文章を目で読んでいる方へのお話です。
脳はフル回転!
いま、この文章を目でいるあなた!
目は疲れていませんか?
人間は、情報の7割を目で見たものから得ています。
どういうことかというと、
この文章を読んでいるあなたは、最初に目で見て文章を画像として捉えます。
その後に、
画像の中から文字を認識し、
その文字を単語に変換し、
さらにその単語を文章に変換し、
ようやく意味として理解する、という流れになっています。
つまり、この文章を読んでいるだけで、あなたの脳みそはフル回転しているのです。
目の疲れに関するお話
今回は『目の疲れ』に関するお話です。
フリーランスプログラマーの田島さんも、別の記事で書いていらっしゃいますが、
特にSEやプログラマーの方は毎日のようにPCで仕事して、スマホの画面を見て、、、
ずっと目も脳みそもフル回転状態なので、それは疲れちゃいますよね。
実は、目が疲れてしまう(眼精疲労になる)と、
こういった情報を得る機能が低下するだけではなく、
体における様々な症状が出てきてしまうんです。
目の疲れは、正式には、眼精疲労と言います。
眼精疲労とは、視作業(眼を使う仕事)を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます。
引用元:日本眼科学会
とされています。
つまり、どういうことかと言うと、
単に目の疲れだけではなく、「頭痛」「肩こり」「吐き気」「不眠」「首の痛み」
などの症状が現れます。
この症状に一つでも思い当たるものがあれば、
その症状はこの「目の疲れ」を治すことで緩和できるかもしれません。
厄介なところは、身体だけでなく心にも影響し、うつ病や自律神経失調症にもつながるところです。
目の疲れを治すと、うつが改善する?
モニターを見て仕事をし続けることによる心と身体の障害についてはまだまだ研究をしていく必要がありますが、
僕の研究の一部では眼精疲労症候群(VDT症候群)を改善することにより、
精神的抑うつの改善がみられ、
離職率の低下、作業効率の上昇など
企業において大切な人に対して一定の効果があるという結論が出ました。
目の疲れを激的にふっとばす3つの方法
SEのみなさんや事務作業をされる多くの方のように、
モニターを見続ける必要がある仕事をされている方は、
やはり眼精疲労になることも多いです。
さらに、悪化すると肩こりを筆頭に頭痛や吐き気などの症状が出てしまうことは上述のとおりです。
一般的に眼精疲労になってしまう原因は、目の使い過ぎですが、
この症状を治す方法や、緩和する方法、また予防する方法は、案外知られていません。
やみくもにサプリメントや目薬などで対処する人もいらっしゃるかと思います。
しかし、効かなかったり、その場しのぎな満足感で終わらしてしまうと、
眼精疲労を悪化させ、脳を疲れさせ、うつ病に至ってしまうこともあります。
それでは、そんな目の疲れを激的にふっとばす3つの方法をご紹介します。
①目を温める
まずは、目を温めることです。
よく目を冷やしたほうがいいのではないかと聞く人もいますが、
冷やして治すのは急性期の炎症時が基本ですので、
間違ってはいませんが適切ではないといえます。
温めるとどうして効果的なのか?
目を温めると熱で目の血の流れがよくなります。
血の流れが良くなると、疲労物質が洗い流され、目の疲れの回復が促進されます。
また、温めること自体に疲れを軽減する効果なども期待できるため、
治療効果と同時に予防効果もあります。
ホットタオルやシャワー、
もしくは寒い時期だとホッカイロを目に置くだけでも効果ありです。
②ビタミンの摂取
次に、ビタミンの摂取が効果的です。
特効薬にはなりませんが、目の疲れはピントの調整、明暗の調節、眼球の動きなど様々な要因があります。
その中でも疲れを回復させる方法としてビタミンの摂取があります。
特にビタミンB群、E群は眼精疲労に効果的と言われています。病院でも処方薬として出されることもあります。
摂取する方法としては、
1.病院で処方してもらう処方薬
2.食物や食品
3.サプリメント
の3つがあります。
サプリメントは摂りたい栄養素を習慣的に選んで摂取できるのでオススメです。
ただあくまでも栄養補助食品なので、食物や食品から栄養を摂る習慣をつけたほうがより望ましいというのが僕の意見です。
食品から摂取する場合は、柑橘系のジュースかブルーベリーなどの成分が入っているものをおすすめします。
また、市販で売っている目薬にはビタミンが含まれており、
目の粘膜から吸収させることを目的にしています。
飲み薬と目薬は即効性を求めるなら目薬の方がおすすめです。
目の粘膜から摂取することができるのでより効果が期待できるためです。
③鍼治療
最後に一番劇的な効果が望めるのは僕が得意分野としている鍼治療です。
鍼治療はその特性上、疲れ切った目の筋肉に直接アプローチできる上に即効性も高く持続効果も最長で2週間もあります。
目の疲れから起こる肩こりや、頭痛、吐き気も一緒に治療できるうえにかなり気持ちがいいです。
また、筋肉だけでなく視神経にも作用するため視力の回復にもい効果的です。
まとめ
目の疲れは、単に目の機能が落ちてしまうだけではなく、
「頭痛」「肩こり」「吐き気」「不眠」「首の痛み」やさらに「うつ病」に発展してしまう可能性もある
深刻な問題であることをご理解いただけたのではないでしょうか?
みなさまが、少しでも快適な生活を送れるよう、3つの対策が参考になれば嬉しいです。
気になる症状があれば一度ご相談ください。