こんにちは。
皆さんと比べたら“超”のつくアナログ人間ではありますが、皆さんの日々の生活に必ずやお役立ちしたいと意気込んでいる、ヒューマンコンサルタント兼パーソナルトレーナーの町田(まちだ)です。
前回のブログの「筋トレ」が引き起こすマジックには、こんな効果があります
- 病気になるリスクを低下させ死を遠ざける効果
- 筋トレにより脳内で神経栄養因子「BDNF」が増え「脳」が変わる効果
- 筋トレが「睡眠の質」を高める効果
- 筋トレが「不安を解消」する効果
- 成功法則ナポレオン・ヒルの教えに通ずる意外な真実
- ダイエット効果とメリハリあるボディメイク効果
と、箇条書きでタイトルだけご紹介していましたが、
今回は「1.病気になるリスクを低下させ死を遠ざける効果」について詳しくご紹介していきます。
筋トレが、あらゆる病気リスクを下げ、死から遠ざかるという真実
普段、筋トレに無関心な人って多いですよね?
特に、成長期がピークを迎えたばかりの若い世代に関しては、衰えや体力の減退を実感することはあまりないのですが、それでも長時間のデスクワークなどの仕事であれば、自覚症状が多かれ少なかれあると思います。
例えば、
- 肩が凝る
- 頭痛がする
- 腰が痛い
など、ありますよね。
一般に、健康増進のためにはバランスの取れた食生活と規則正しい生活、そして適度な運動が望ましいといわれていますが、現代社会でそれを実現するのは、なかなか困難なことだと思います。
さて、今回は筋トレが効果的に病気を避け、健康に長生きさせてくれるということをお知らせします。
研究による根拠1
まず、世界で初めてアメリカ・スローンケタリングがん研究所のLemanneらが、がんの死亡率と筋トレの関係を解明しました。
もともとガンによる死亡率を低下させるには、ジョギングやウォーキングなどの身体活動量が多い方がいいことは分かっていたのですが、18~81歳のガンと診断された2863名について、2013年6月、平均7.3年の追跡調査したところ、週1回以上筋トレをしている人はしていない人と比べると、ガンによる死亡率が33%減少することが判明しました。
研究による根拠2
ミシシッピー大学のDankelらは、レジスタンストレーニングが病気に与える影響について、8772名の20歳以上の男女を対象として平均6.7年の追跡調査を行ったところ、トレーニングを継続的に行っている人は、そうでない人に比べ、すべての病気の死亡率が23%低下していることが分かったのです。
この調査のさらに特筆すべき点は、トレーニング頻度についても調査が行われており、トレーニングを週2~3回の頻度で行なっている人が、死亡率の低下に有意であることが解明されました。
まとめ
以上の2つの調査結果を受けて、トレーニングをすることによって下記のような効果が引き起こされ、病気やガンの死亡率を低下させることが考えられます。
- 血圧低下効果
- 糖尿病リスクの低下
- グルコース代謝の改善
- 全身性炎症の減少
- 抑うつ症状の軽減
- 認知機能の改善
- 筋肉量の維持・増加
これにより、定期的にトレーニングを継続している人は病気のリスクが低下します。
当然、死という事態を遠ざける結果になっています。
それも週に2~3回程度の頻度が最も効果があるということが分かりました。
常々思うことですが、病気というのは短い人生において大きな損失だと思うのです。
身体の痛みや不調により行動が制限され、さらに診断や入院により時間が奪われます。
一方、生活習慣の中に今後筋トレを取り入れた場合には、行動や時間に対して病気による制限がかかることがなく、より長く行動的かつ健康的でいられるので、有意義に過ごすことができます。
この差はデカいと思います。
結論、筋トレはすべての病気に負けない身体を与えてくれる!
次回は、
「2. 筋トレにより脳内で神経栄養因子「BDNF」が増え「脳」が変わる効果」をお届けします。