確定申告とは(第1回)

SEのみなさん、初めまして!こんにちは。

元SEで現在税理士の脇田みきと言います。元SEって言えるほどのたいした経験もないし、もう20年くらい前の話なので、SEのお話はできませんが、でも元SEというのは事実です。

これから、税金に関するお話をなるべく分かりやすく書いていくので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

第一弾の今日は、みなさんが気になる、旬の「確定申告」についてお話しします。

 

副業をしていないサラリーマンなら、会社がやってくれるので確定申告する必要はないのですが、事業をしているみなさんは「確定申告」をしないといけません。

面倒だなぁ~~、なんでそんな制度があるの?確定申告なんてなければいいのに!!

 

・・・と思いますか?

 

でも確定申告がなかったらどうでしょう。

 

ある日突然、「君は羽振りがよさそうだね、高級バッグも持ってるしね、だから今年は30万円の税金を納めなさい」とか、

 

隣に住む、本当はへそくりいっぱいあるのに地味にしてる人には「あなたは貧しそうだから、税金は10円でいいよ」とか、

 

「そういえばあなたはいつもおごってもらってばかりいてずるいから税金は100万円ね!!」とか

 

いきなり勝手に税額決められたらどうですか?

 

大昔、日本では偉い人が、平民から「米100俵!」とか鶴の一声的に集めてたけれど(※詳しいことは知りません)、今の日本は民主主義なのです。私たちが主人公なのです。

 

だから、主人公である私たちが、「今年の儲けはいくらだったので、今年は税金をいくら払います」って、自分で計算して自分で申告して、自分で納付するのです。

 

ね、いい制度でしょ。勝手に税金取られない、よかった!!

【「確定申告」と「青色申告」と「白色申告」って違いは何なの?】

 

確定申告しなくちゃいけないことは分かった。でも、時々耳にする「青色」とか「白色」ってなんなの?

ここで、青色申告はなぜ「青色」というのか、「青色」の「申告」とは何なのか。なんて、色について悩んだり疑問に思ったりしないでください!諸説ありますが、多分深い意味なんてないんです(多分)。赤や黄色じゃ危険ぽいし、進めってイメージで青なんでしょうか。緑でもよかったのかな。クリーンなすがすがしい青?いっそ「桃色申告」にすればもっとみんな楽しく申告できたかもしれない…?

 

「確定申告」と「青色申告」と「白色申告」の関係は次のようになります。

「青色申告」と「白色申告」は、「確定申告」に含まれます。「確定申告」には事業をしていない人の申告も含みます。2箇所以上からお給料もらってる人とか、サラリーマンで医療費控除を受けようとする人とか、株の売買があるとか、たまたま家を売ったから所得があったとか。そういう人たち。

 

そうではなく事業をしている人たちは、「青色申告」か「白色申告」をします(大きな意味での「確定申告」です)。青色の意味は考えないとして、「白色」は、「青色で申告します~」って最初に言った人以外の人、みんなです。青色申告は、白色で申告するよりちょっと手間がかかりますが、「その代わり、色々と税金がお得になるようにしますよ」っていうものです。

 

と、ここで、最初に言っておきたいことがあります。それは、

 

「開業してから2ヶ月以内に『所得税の青色申告承認申請書』を出していない人は、29年分については「白色申告」するしかありません」

ということ。

 

なので、それを出してないという人は、もう、青色申告のところは飛ばして読むか、平成30年(来年の申告)以降分のためと思って「ふむふむ。なるほどね~」と思いながら読んでみてください。そして平成30年分からは青色申告にしよう!って思ったら、今年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を出してくださいね。今回(29年分)の確定申告書を提出するときに一緒に出すといいです。

 

さて、「青色申告」と「白色申告」のどちらをするにしても、1年間の利益(もうけ)を計算する必要があります。利益(もうけ)は、売上(収入)から経費を引いたものです。

 

なので、「売上」が分かるものと「経費」が分かるものを準備してください。領収書、請求書(請求したもの、されたもの)、通帳、カード明細、などです。

Peachに所属していらっしゃるフリーランスエンジニアのみなさんは、経理部から支払い明細書が届いているかと思いますので、そちらを準備してください。

近々開催する確定申告セミナーでもご説明しますね。

 

次号で、「青色申告」と「白色申告」の違いについてお話します。そして、青色申告でも白色申告でも作成する「決算書」(青色申告なら『青色申告決算書』、白色申告なら『収支内訳書』といいます)と「申告書」について説明します。

ではまた!