クラウド会計ソフトを導入して失敗する4つのタイプ

こんにちは。

『孤独になりがちな経営者が、なんでも相談できる場所であること』をモットーにしております。

税理士の酒井麻子です。

 

先日、【フリーランスSEの初めての確定申告 〜青色と白色の違い オススメはどっち?〜】という記事で青色申告をお勧めしました。

 

青色申告で最大限のメリットを生かすには、複式簿記による帳簿を付けることが必要です。

 

でも、複式簿記による帳簿をつけるのは簿記の知識がないからと敬遠されがちです。

経理は面倒とか・・・

 

そもそも、複式簿記とか、単式簿記とか、あまり馴染みのない言葉で、よくわからない方も多いのではないでしょうか?

 

実は、初心者向けにつくられたクラウド会計ソフトがフリーランスの間で人気になっています。

クラウド会計ソフトを導入することによって、経理に必要な手間や、会計に関する専門知識の習得にかかる時間を大幅に省くことができます。

代表的なものでは「MFクラウド」や「freee」というソフトがあります。

 

しかしながら、

便利な反面適当に始めると収集のつかないことになり、間違えだらけの決算書が完成してしまいます。

また、簡単とうたいながら意外と面倒だったと挫折する方もいらっしゃいます。

 

その理由はクラウド会計ソフトのいいところを活かしきれていないからなのです。

 

今日はそんなクラウド会計ソフトを導入して失敗する事例をお伝えします。

 

1.設定が足りていない

クラウド会計ソフトを導入する最大のメリットは、インターネットバンキングやクレジットカードのオンライン明細などのオンラインサービスと連携することで得られます。

 

これらの設定をしていないと、すべての支払いを手動で登録するという手間が発生してしまいます。

 

インターネットバンキングは、都度銀行に行かなくても、スマートフォンやパソコンから、「残高・明細照会」や「振り込み」などのさまざまなサービスを利用できるのでとても便利です。

 

まだインターネットバンキングの口座を持っていないという方は、お持ちの口座の通帳があれば、インターネットで数分で申し込むことができるのでやってみてください。

 

クラウド会計ソフトは、スターバックスカードなども連携することができますよ。

 

2.現金での取引が多い

インターネットバンキングやオンライン明細などと連携できる機能があるにも関わらず、現金での取引が多いと、結局仕訳するための作業に時間がかかってしまいます。

 

なるべく、クレジットカードで決済したり、銀行引き落としにするなど、現金での支払いを減らすようにすると、帳簿をつける時間が減って、クラウド会計を使うメリットが増えます。

 

とは言え、領収書は保管義務がありますので、7年間は捨てずにとっておくようにしてくださいね。

 

3.自動仕訳登録の設定が間違っている

自動で仕訳ができるクラウド会計ソフト。ご自身で仕訳の方法がわからなくても、簡単に設定できるテンプレート(見本)も充実しています。

ただし、一度しか使わないものでもなんでも自動仕訳登録したり、その設定が汎用性のない登録方法だったりすると、結局毎回手動で登録しなければならなくなります。

 

例えば、コンビニでノートとボールペンを購入して、『雑費』に仕訳したとします。

以降もコンビニで決済したものは全て『雑費』と自動で仕訳するように設定してしまうと、

その後に同じコンビニで、来客用にお茶を買った場合、『雑費』ではなく、『会議費』とするかもしれません。

結局最後に全部目で確認して、仕訳し直さなければならなくなってしまうということです。

 

ですので、自動処理登録に関しては事前にしっかりとした計画を立てることをオススメします。

 

4.お金の整理がされていない

お金の交通整理がされていなくて、仕事もプライベートも同じ通帳を使っていたり、現金を管理していないために帳簿の現金がマイナスになり混乱してしまうことがあります。

 

仕事用の通帳と、プライベート用の通帳を分けて使うことをオススメします。

通帳を分けるのはちょっと面倒くさいように思うかもしれませんが、長期的に見たら分けた方が混乱しなくてよいかと思います。

 

また、使ったお金をどの項目に仕訳すればよいかわからない場合もあるかと思います。
その場合は、しっかりと税務の専門家に相談することをオススメします。

 

仕訳に関してあまり詳しくない友達や先輩に聴いて、後から大変なことになってしまったら、せっかく便利なクラウド会計ソフトを導入したのに本末転倒ですよね。

 

Peachのフリーランスエンジニアの方は、担当コンサルタントの方を通して、もしくは直接ご質問いただけたらお力になれるかと思います。

 

酒井税理士事務所では、クラウド会計ソフトの導入支援もしておりますので、ご興味がある方はお問い合わせ下さい。

 

まとめ

ラウド会計ソフトはとても使いやすいサービスです。

カンタンに帳簿をつくることができますし、日頃の収支を管理するためにも便利です。

(その結果、青色申告の恩恵を受けることになりますね)

 

しかし、ご紹介したように機能を活かしきれないと逆に苦労する結果にもなります。

大事なことは、自分の取引を棚卸してから最初の設定をしっかりすることです。

 

最初に棚卸できればあとはカンタン!

 

家計簿のように毎年同じことの繰り返しになります。

 

フリーランスSEになって上がった収入の3つの有効活用法』の記事にもありますが、

フリーランスになって増えた収入を、効果的に使うためにも、収支をしっかり管理することはとても大事なことです。

収入が増えたとしても、その分無駄遣いが増えてしまったら、もったいないですからね。

 

自分が何にお金を使っていて、何に使っていないのか。

そして、今後何に使っていきたいのか。

そのように、自分のことを見つめなおす良い機会にもなりますのでぜひ実践してみてくださいね。